スローなカセット魂 カフェ編
URL : HYPERLINK "http://futurolive.exblog.jp/"http://futurolive.exblog.jp/
料金 : 500 円 (別に 1 ドリンクの注文をお願いいたします)
進行 : T. 坂口
概要
先日掃除をしておりますと、ひょんなことから、昔 NHK FM で放送されていた 『サウンド・ストリート』 というプログラムを収録したカセットが出て来ました。内容は、渋谷陽一さんが、国際電話でブライアン・イーノに対して行なったインタヴュー。イーノのサード・アルバム、『緑世界』 が話題にのぼっているので、多分75年辺りの録音ではないかなと想います。だとすればそれから 38 年も経っているのに、そして別に高価なテープを使った訳でもないのに、ちゃんと聴くことが出来るのにはびっくりしました。「まるで、タイム・カプセルだなぁ」 なんて連想してしまいますし、残そうなんて思ってもいなかったものまでが残っているので、驚きと感心が募るばかり。
こんな、何気ない日常の面白さに刺激を受けて、「色んな時代のカセットによる音巡りを行なって行こう」 と思っています。今般は、大阪の堀江に存在する近未来カフェ FUTURO (フュテュロ) 様にてこの企画を行わせて頂くべく、お願いをいたしました。色んな音源を楽しむことで時空を超える音の旅を出来ればなぁと考えていますが、下記の様なレーベル及び関連のカセットなどを、当日は用意いたします。
Los Angeles Free Music Society (LAFMS) : カリフォルニア / 米国 (70 – 80 年代のものを選択)
Pinakotheca Records : 東京 / 日本 (80 年代)
Ptôse Production Présente (PPP) : ニオール / フランス (80 年代)
Audio Arts : 英国 (80 年代のものを選択)
Fatagaga Tapes : 大阪 / 日本 (80 年代)
G.R.O.S.S. : 京都 / 日本 (90年代のものを選択)
VLZ Produkt : 東京 / 日本 (00 – 10 年代)
この内、フランスの PPP から出版された全 5 編から成る国際コンピレーション “Assemblée Générale (国連総会)” には、当時 (80 年代前半) 日本からほぶらきん / 第五列 / 阿部怪異などが参加しました。それに米国からは、LAFMS 勢はもとよりハーフ・ジャパニーズも参加しており、インターネットも普及していなかった時代であったことを考慮するとその自由度には本当に感服してしまいます。こうした様々なトラックを再生し、カセットに染み込んだユル~い空気を味わいながら、音楽の変遷の裏に潜む妙なる時間に想いを馳せましょう。